毎年このくらいの季節になると軽い喘息っぽくなる。たぶん花粉かなにかのせい。イガイガしているわけではないのだが、つねにのどにかゆみがあって、しゃべるときに咳きこみやすい。何年か前に呼吸器科の病院に行ったらものすごい回転率でばっさばっさと診断するタイプの忙しない病院で、そうですか、原因がわからないのでなんともねー、一応咳どめの薬出しときますね、みたいな感じで軽くあしらわれてしまった。それがネックになり、以来病院には行っていない。まあそれほどひどい症状ではないとはいえ、仕事柄よくしゃべらなきゃいけないのでそれなりに困っている。耳鼻咽喉科とかにいったほうがいいのかな。
加えて、最近は中学生くらいからずっと悩んでいる耳管開放症の症状が強めに出ている。耳のなかにぼや〜んと膜が張ったようになり、自分の声が頭のなかで大きく聞こえて周りの音が聞きとりづらくなる。首を下に傾けたり口を開けたりすると一時的に症状は緩和されるのだが、かなりの頻度で起こるので不快感は大きい。中島美嘉はこの病気が原因で活動を休止していたと思う。自分がどれくらいの大きさの声を出しているかわからなくなるので、これが頻発すれば歌うのは無理ですね。自分も学生のころに少しだけ合唱をやったが、やっぱり歌うのは無理だなと思った、というか合唱は特に無理。周りと自分の声を揃えなきゃいけないのに、自分の声の大きさはコントロールできないし周りの音も聞こえづらいのではどうしようもない。しかも合唱が好きじゃなかったのですぐやめた。合唱が好きじゃないのにグリークラブに入ってしまった話はたぶんおいおいする。クソみたいな思い出もある。思い出すたびに不快になる。無理〜〜〜〜。
閑話休題。耳管開放症は、かつては漢方しか治療法が見当たらなかったけれど、最近調べてみたら今は耳に点耳薬を垂らすといった方法がとられているようだ。よさげな病院を探して行こうかな。でも面倒なんだよな。
それにしても最近、病院や美容院の予約をとるのでも人と約束をするのでも、とりあえず仕事が落ち着いたらだな、と仕事を中心に生活が回っていることに気づく。ときどき、こんなんでいいのか、自分……とナイーブに思う。でもまあ、やっていくしかないんだからやっていくか〜、ということができてしまうのでそうなっているのだろう。そうなっていることはそうなっているのだから仕方ない、なんていうのは現状追認でしかないのだが、そうなっていることをそうなっている以外で片付けるのはなかなかエネルギーがいるので、そうなっているままにそうなっていくしかなくなっている。