2024-04-18

 昼休憩で台湾料理を食べに行ったらお冷がこだわり酒場のレモンサワーのコップに入って出てきたので今日は良い日だなと思った。

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 このお店は地下1階にあり、1階にはインドカレー屋が構えている。テナント自体は両方カレー屋がもっているのか、ランチタイムにはカレー屋の店員が、オレンジ色のカレー屋のTシャツを着たまま手伝いで下に降りてくる。それだけでなく、カレー屋が満席だと地下を案内され、台湾料理店でカレーを頼むことができるようになる。時には、パッタイカオマンガイなんかも頼むことができる。台湾料理を頼むにしろカレーを頼むにしろタイ料理を頼むにしろ、支払いはまとめて1階だ。

 夜はカレー屋はカレー屋、台湾料理店は台湾料理店で、別々に営業している。支払いも別々になる。昼と夜とで台湾料理店のスタッフも変わっていて、昼は威勢のいいあんちゃんが切り盛りしているが、夜は台湾出身の明るいおばちゃんが切り盛りしている。

 わたしは夜にだけいるおばちゃんが結構好きで、初めて行ったとき、ルーロー飯を頼んだら、「はいルーロー飯ね、あとは!!?」と強めに聞かれた。ひとりで夕食をとるつもりで行ったので、ほかに頼む予定はなかったのだが、「あとは……」とメニューのページをぱらぱらめくると、「大根餅おすすめだよ! これ東京で一番おいしい大根餅!!」と言われたので大根餅を頼んだ。そしたら今度は「飲み物は!!!」ときたもんだからもう諦めて台湾ビールを頼むことにした。

 ご飯だけ食べてさっと帰るつもりだったんだけどな、と思いつつ、ビールを飲みながら待っていると大根餅が出てきた。一口含むと、なるほど、これはめちゃめちゃうまい……。東京で一番もあながち嘘ではないと思うくらいおいしかった。以前、渋谷で有名な台湾料理店に行って大根餅を食べたら、正直あまりおいしくなくて残念に思ったことがある(わたしはガチ中華と相性が悪い。日比谷などにある有名な行列のできる香港料理店もハマれなかった)。しかしそんな杞憂はどこ吹く風、おばちゃんのつくる大根餅はめちゃめちゃうまくて、気づけば「世界で一番だよ!!」とこれを食べさせてくれたおばちゃんに全力で感謝していた。

 そんなこんなで、わたしはこの押しの強いおばちゃんのおすすめを信用している。押しが強いと思っていた人柄も、やっぱりおいしいものはお客さんに強く薦めたいよな!! と今や好意的に捉えている。昼にいるあんちゃんは、筋骨隆々の運動部って感じでまだちょっと慣れないのだが。