2024-04-12

 今日はいつものそば屋でカレー丼を頼んでみた。いつもの、というのは職場の近くにあってお昼に月2くらいで行っているから。回転率がめちゃめちゃいいので多少混んでいてもすぐに食べることができ、重宝している。そば屋も中華みたいにチェーンのそば屋と町のそば屋とガチのそば屋がありますよね。このお店はチェーンと町の中間くらいの雰囲気。お昼どきに働いているおばちゃんの威勢のいい声にうながされて次々と入れ替わっていくお客さんの流れはいつ見ても飽きない。いい店です。

 で、いつもはコロッケそばやかき揚げそばを頼むのだが(コロッケそばとかかき揚げそばって揚げ物をそばにインするか別皿にしてもらうかで好みが分かれますよね。わたしは絶対インそば派だったのですが、インそばしたらコロッケにソースかけるのはおかしいよなと気づいて以来、別皿ありなんじゃないか派として生きています)、先日行ったとき丼ものを食べているお客さんを見て、「その手があったか!」と改めて言うまでもない事実に改めて気づき、「次行くときは絶対丼もの頼むぞ……」という気持ちを募らせ念願叶ってついに券売機の前に立ったのだった。

 カツ丼にしようかどうしようか、とひとしきり悩んだのち、えいやっとボタンを押して頼んだカレー丼は、これぞそば屋のカレー丼! って感じのねっとりしたルウ(「ルー」ではない、この質感は紛れもなく「ルウ」だ)がごはんの上いっぱいにかけられており、ごはんへのルウの絡みつきかたときたら尋常ではなく、丼自体は少々小ぶりながら大変満足だった。そば屋のカレーって出汁(?)がきいてておいしいんですよね。カレーライスではなくカレー丼と称するところにもどこか心くすぐるポイントがある。ライスじゃねえ、丼なんだ、という気概。堂々としていてちょっとやそっとではへこたれそうにない。

 残業を終えた帰り道、23時をまわっても営業してくれるのは松屋くらいなので、夕食に牛丼並盛と豚汁のセットを食べた。食後には甘いものがほしくなったのでセブンでシュークリームを買って歩きながら食べた。わたしの人生に必要なのは味噌汁を豚汁にできる程度の財布の余裕といつでも食べられるシュークリームだな、と思ったのだった。