2024-04-17

 母からのLINEがつらい。今日はこんなLINEが送られてきた。 

みんな、それぞれ仕事や家のことなど、頑張っているようで、何よりです😊💪

今日は〇〇お兄さんの誕生日です。
いつも温かい目で、(わたしの兄の名前)くん、(わたしの名前)くんの成長を見つめていてくれた〇〇おにいさんも、64歳になられましたね。

お忙しいと思いますが、メッセージを💗是非に😄

 どうでしょう、なかなかのつらさではないでしょうか。用件としては、伯父さんに誕生日祝いのメッセージを送るように、という内容。家族や親戚同士の結びつきを大事にする人で、だれかの誕生日や命日、正月などの催事には欠かさずこういったLINEが母から送られてくる。

 善良な人間だと思う。人の誕生日を祝う気持ちを持つことも良いことだと思う。とりわけ親戚なら尚のこと。

 しかしそのことは、母がわたしに伯父さんへメッセージを送らせる理由にはならない。母がするような仕方で、わたしはわたしの家族や親戚を大事にはできない。健康でいてほしいとは思う。でも、それだけだな、とも思う。

 母からLINEが送られてくると、プレッシャーを感じる。あなたも私と同じようにするべき、というプレッシャー。以前、母にそう伝えたことがある。強制されるようでつらい、と。母は、

「強制なんて言葉を使うなんて信じられない」

「そんなのはプレッシャーじゃない」

「亡くなったおじいちゃんはみんな仲良くが一番大切だと言っていたのに」

「冷たい人間になってしまった」

「昔の〇〇くんに戻って」

「そんな態度では良い仕事はできない」

「そんなことを言うなんて、悲しいです」

と完全にわたしの気持ちを否定した上で、感情に訴えてきたのだった。

 ああ、書いていて疲れてしまった。これしか書いていないのに。他人をコントロールしようとする人だとわかっていても、自分の生き方や気持ちが間違っていると否定されるのは、なかなかつらい。そんなの些細なことじゃん、もっと大変な親はたくさんいて……なんて決して言わないでほしい。確かに恵まれていた。教育を受けさせてもらえたし、おいしいごはんを食べ、安全な家で眠ることができた。23歳ごろまで、わたしはとても良い子だった。でも、良い子であることへの圧力は、わたしがわたしらしく生きる権利を、ゆっくりとナイフを突き刺すように、しずかに殺していったのだと思う。

 その輪には入れないし、入るつもりもない。とにかく静かにしていてほしい。今は、それだけ。