工事現場の人のヘルメットに「小林 O型」と書かれたテプラが貼られていた。事故があったときに、名前と血液型をすぐに識別するためなのだろう。工事現場といってもその内容はまちまちだと思うが、それだけ危険を伴う作業をしているのだと思う。だれがみてもわかるように名前と血液型が表示されているのは、基本事務仕事であるわたしの日常からするとめずらしいものに思えた。
ところで血液型を性格・性質やその日一日の運勢と結びつけることってよくありますよね。年に一度、いや半年に一度くらいは、この日本語圏で生活する多くの人々がその話題にふれているとおもうのですが、他人にあれをやめさせるにはどうしたらいいんでしょうか。「A型でしょ? やっぱり〜〜めちゃわかる、細かいもんね〜〜〜」みたいな。「わたし何型だと思いますか? 当ててみてください。えっ! なんでわかったんですか〜〜?!」みたいな。知らんわ。知らんわすぎて知らんわ。大根とカブの違いくらい知らんわ(大根の主要な可食部は根でカブは茎です)。はい終了ーーーーーーーーーーーーーーーー。
とはいえ、「人間を4タイプに分類できるとお思いですか?」などとマジレスするわけではなく、なんとなくニコニコ会話している。それがいけないんだろうな。みんなもっとマジレスしなきゃ。それか「血液型の話をしたがる人ってみんな××型ですよね〜〜!!」とか言ってやろうか。××にはそのように発言した相手の血液型を入れます。もしくは徹底的に考えてみてもよい。『なぜわたしたちは血液型の話をしたがるのか』(PHP新書)。当然、架空の本です。PHP新書ってところが絶妙ですね。むしろ血液型タイプ診断の本を出してそうだから。と思ったらこんな本を出していた。
さすがの絶妙さ。読む予定はないです。