突然ですがベン図って面白いですよね(レディオヘッドの2ndアルバムじゃないよ)。複数の集合の関係を視覚的に図式化したもの。小学校の中学年くらいで初めて習うんじゃなかったかと思います。イギリスの数学者ジョン・ベンによって考案されたそうです。
大抵は2〜3の集合の関係を表すのに使いますが、では、4つの集合のベン図を描くとどうなるのでしょう。
こんな感じで4つの楕円を重ねた図になるんですね。かなり複雑です。
さて、今回は、この4つバージョンのベン図を使ったゲームを考案してみたので紹介します。その名も、
共通点ベン図4
です。
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共通点ベン図4の遊び方
【プレイヤー数】4人(推奨)
【プレイ時間】10分〜1時間程度
①共通点ベンズシートを用意します(下の画像をダウンロードしてお使いください)。
②プレイヤーは、それぞれ自分の楕円をひとつ決めます。
③自分やほかのプレイヤーを表す要素(趣味、特技、性質、好きなものなど)を話し合い、挙がった要素をそれぞれあてはまる範囲内に記入します。要素は大きく以下の4つに分けられます。
a. ほかのプレイヤーと共通しないもの
b. 2者のプレイヤーの共通点
c. 3者のプレイヤーの共通点
d. 4者のプレイヤーの共通点
④すべての範囲内に1つ以上の要素が記入されるか、これ以上記入することができなくなった時点でゲーム終了です。
⑤ローカルルールは自由に設定して構いませんが、他のプレイヤーの性質を揶揄したり好きなものを否定したりしてはいけません。
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というわけで、わたしが主宰するアマチュアバンドPenguin Stepsのメンバー4人を例にやってみました。できあがったベン図がこちら。
なお、今回はわたしとドラマーの2人でプレイしました。ほかふたりの要素については今までの会話などを思い出して埋めています。
やってみた感想としては、
・4人の中にある2人ないし3人の関係性が可視化されて面白い
・誰とも被らない部分にその人の本質があらわれているように思える(もちろん4人の関係の中だけで被らなかった、ということではあるのですが)
・趣味嗜好が近い場合、3人だけの共通点を見つけるのが難しい(4人のほうが簡単)
といったところです。
総評としては、わたしたちってこういうつながり方が可能なんだ……という発見があり、今後の話題のタネとして活用できそうに思いました。初めて会う人とのアイスブレイクにもいいかも? と思いましたが、信頼できるかわからない相手に対して自分自身を開示するのは難しいですよね。なにより重要なのは、心理的安全性が保たれていることです。
ひとまず、動画配信者の方にはおすすめできるゲームだと思います。ぜひやってみてください!